ガイドワイア、最新版保険業務プラットフォームを発表

ガイドワイア、最新版保険業務プラットフォームを発表

市場ニーズへの迅速な対応と保険各社200社の知見活用を可能に 2016年6月30日より世界一斉リリース
米カリフォルニア州サンアントニオ, 2016年6月13日

損害保険会社向けにソフトウェア製品を提供するガイドワイア ソフトウェア(米国カリフォルニア州フォスターシティ、NYSE:GWRE、日本法人ガイドワイア ソフトウェア ジャパン株式会社<本社:東京都中央区、代表取締役:久和 義典>、以下 ガイドワイア)は、先日のIASA総会において、最新版の保険業務 プラットフォーム、Guidewire Insurance Platform™をリリースすることを発表しました。2016年6月30日より、全世界で同時リリースの予定です。

Guidewire Insurance Platform™ は、既存の損害保険基幹業務システム、PolicyCenter、ClaimCenter、BillingCenterから構成されるGuidewire InsuranceSuite™、データ&アナリティクス機能であるDataHub、InfoCenter、Predictive Analytics、そして、デジタルエンゲージメントのDigital Portalsを融合した、統合損害保険業務システム基盤です。保険会社各社は、急速に変化する市場環境への対応力を強化できる一方、保険契約者、保険代 理店を含めたあらゆるステークホルダーとの関係強化、サポート体制の充実を実現します。最新プラットフォームの開発にあたっては、200社を超えるガイド ワイアの既存顧客企業各社の知見が集約されており、利用企業は、迅速性およびノウハウの強化、商品サービスの最適化、業務プロセスの効率化、また顧客主義 の推進に役立てることができます。

今回、各製品群で最新版がリリースされる予定です。

最新製品群の概要と主な変更点は以下の通りです:

基幹業務機能

PolicyCenter、ClaimCenter、BillingCenterから構成されるGuidewire InsuranceSuite™ は、保険会社の基幹業務である保険引受、保険契約管理、請求処理、損害サービス業務管理を含むビジネス全体をサポートします。 InsuranceSuite 9における主な変更点は、以下の通りです。

  • クラウドへの実装を前提に設計されており、顧客企業、パートナー企業においては、プライベート・クラウド、パブリック・クラウド、ハイブリッド・クラウドのいずれのクラウド環境にも柔軟に対応

  • 視覚的な操作が可能なため、引受ルールなどのシステム設定がより簡便かつ迅速に定義することが可能

  • PolicyCenterと、正確で一貫性のあるリスク査定を可能にする分析用アプリケーションSpotlightの統合により、引受業務担当者のユーザーエクスペリエンスを向上

  • 保険金請求から請求処理まで一貫して業務対応を自動化することで、損害サービス業務担当者はより一層例外処理に対応可能、またベンダーへの保険金支払いを迅速化

  • 使いやすいアカウント画面と契約サマリ画面により、保険契約者への迅速かつ詳細な保険料請求情報の提供、および健全なビジネス運営をサポートするエクイティ悪化防止アラート機能

データ**&**アナリティクス機能

DataHub、InfoCenter、Predictive Analyticsより構成されるデータ分析機能を利用することで、保険会社は、損害保険業界特有のデータの保管、ビジネス・インテリジェンスの管理に加 え、損害サービス業務や収益性に関する予測分析をクラウド上で行うことができます。DataHub 9、InfoCenter 9における主な変更点は以下の通りです。

  • BillingCenterからのデータをDataHubに自動的かつ迅速に転送することができる基盤ツールにより、ITの開発コストを抑制し、ビジネス・ユーザーによる分析時間を短縮

  • 未収、未払、現金、一般的な請求処理における請求データの追加と連結会計機能、および使いやすい請求仕訳機能

  • 双方向のデータ可視化により、顧客離れや新規ビジネス要件を保険代理店と共有。また、保険代理店向けポータルGuidewire Gateway Portal for Agents™ による情報共有および統合

  • アクチュアリーや損害サービス業務管理者をサポートする新ロスディベロップメントアプリ、そして複雑な分析や保険数理に対応するため、容易なデータアクセスと事前計算されたロスディベロップメントの引き出し機能が付いたレポーティング

デジタルエンゲージメント

保険代理店、保険契約者、ベンダーなどの社外のステークホルダーに対し、保険契約計上、保険料請求処理、損害サービス業務処理全体を通じて、全方位 の販売チャネル(オムニチャネル)におけるサポートを実現します。Digital Portalsにおける変更点は以下の通りです。

  • モバイル向け見積画面における利用者のデータ入力負担を削減

  • 小売業界など、他業種で求められるユーザーエクスペリエンスを考慮し、保険契約者向けのセルフサービス機能を充実

  • Gateway Portal for Agents上のデザイン設計の自由度を向上し、保険会社が保険代理店向けメッセージを差別化、カスタマイズできる仕様に変更

  • Gateway Portal for AgentsとInfoCenterの統合により、代理店が直接パフォーマンス分析情報を入手でき、営業活動の強化を支援

  • Digital Portals上に用意された新たな入力ステップAPIにより、保険契約者ごとのステップを容易に設定

ガイドワイア・ソフトウェア、最高業務責任者スコット・ロザは、「近年、損害保険会社を取り巻く環境はこれまで経験したことのないスピー ドで変化しており、今後ますますその速度は速くなっていくと予測されています。お客様企業が、こうした環境下で変化に確実に対応し、成功するための製品を 開発・提供することがガイドワイアの責務と考えています」とコメント。また、同社最高製品責任者のアリ・ケイロロムームは、「最新版プラットフォームは、 基幹業務機能、データ分析、デジタル化機能を備え、保険商品のライフサイクル全体を一元的に管理することが可能です。また、InsuranceSuite 9の利用により、パブリック・クラウド上での運用も可能です」と話しています。

Guidewire Insurance Platformは、2016年6月30日に全世界同時リリースされる予定です。

※損害調査業務システムGuidewire ClaimCenter®9は、2016年6月13日に全世界で一斉リリースをしております。なお、リスク分析アプリケーションのGuidewire Sportlightは現在米国およびケベック州を除くカナダ地域でのみ利用が可能です。

ガイドワイアについて

Guidewireは、損害保険会社の事業戦略の為に必要不可欠なプラットフォームです。弊社では、デジタル、期間業務システム、データ分析、機械学習における知見を結集したプラットフォームを、クラウドサービスとして提供しています。大小問わず、世界40カ国で540社以上の損害保険会社がガイドワイア製品を採用しています。

弊社はお客様のパートナーとして、損害保険会社におけるより良いサービスの提供とお客様満足度向上を支援する為に尽力しています。研究開発チームとパートナーエコシステムによって、これまでに1,600以上のプロジェクト成功実績があります。Marketplaceではシステム連携、ローカリゼーション、イノベーションを促進する100以上のアプリケーションを提供しています。

詳細はwww.guidewire.com.jaをご覧ください。X(旧Twitter)公式アカウントとLinkedIn(英文)も併せてご覧ください。

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Email: pr@guidewire.com